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第58話 校長室

مؤلف: G3M
last update آخر تحديث: 2025-12-29 11:27:43

 美登里はケイトとメアリーを鶴峰高校の文化祭へ連れて行った。範経と涼子が同行した。

「どこにに行くの?」と範経。

「校長室よ。先生方に呼ばれているの」と美登里。

「高校に来るのは久しぶりだわ。変わらないわね」と涼子。

「行きたくないよ、ぼくは由紀ちゃんと祥子ちゃんに会いに行くよ」と範経。

「だめよ、あなたも来なさい。先生方にケイトとメアリーを紹介するのよ」と美登里。

「そんな必要ないだろ。文化祭に遊びに来ただけなのに」と範経。

「校長が是非にっていうのよ。それに短期留学でお世話になるかもしれないでしょ」と美登里。

「まじでこんな高校に留学するのか。ありえないだろ。ここの教員どもはろくでもないよ」と範経。

「範経、黙りなさい。ケイト、メアリー、ここが校長室よ」と美登里は言ってドアをノックした。「塚原です」

「どうぞ、入ってください」と中から声がした。

 美登里たちは校長室に入った。部屋には三人の教員がおり、そのうち二人は応接セットの椅子に座っていた。美登里はケイトとメアリーを紹介した。「校長先生、こちらがケイト・ヘルマンさんとメアリー・ヘルマンさんです」

「ようこそ、おいでくださいました。校長の山本と申します。こちらが教頭の内田です」と校長の山本が自己紹介した。

「こちらこそ、よろしくお願いします」とケイトとメアリーが山本らと目を合わせた。

「前川涼子さんも久しぶりです。みなさんこちらに座ってください」と山本。

 美登里とケイトとメアリーが山本と内田に向き合う長椅子に座った。

「範経もこちらに来なさい」と美登里。

「ぼくはいいよ。椅子が足りないし」と範経。

「すぐ椅子を持ってこさせます」と山本。

 雑用係の若い教員が二脚のパイプ椅子を長椅子の横に広げた。

「立ったままで結構です。用件だけ聞いたら帰りますから」と範経。

「範経、こちらに座りなさい。そのパイプ椅子には私が座ります」と美登里が立ち上がって、長椅子の席を譲った。

「わが校に来てくださって大変光栄です。今はどちらにご滞在なのですか?」と山本。

「塚原家のお宅にホームステイをしています。父が範経さんの会社とお付き合いがある縁でお願いしたのです」とケイト。

「塚原家の子弟の方々はわが校の誇りです。在学中の美登里さんは常に成績は首位ですし、従姉で卒業生の涼子さんも同様でした。範経君には少し問題がありますが、責任を持
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    「圭、明、あなたたちが妹になってくれるって聞いてとても楽しみにしていたの。少し残念だわ」とケイト。「私たちは兄から離れられないわ。お兄様は私たちのすべてだから」と圭。「そのようね」とケイト。「それに、一日でも私たちがいなければ、ハイエナのように姉たちが兄さんを奪っていくわ」と明。「あなたたちって本当に範経さんのことが好きなのね」とメアリー。「ところで、範経さんは圭と明の兄ということは、高校生ですか?」とケイト。「ええ、一応は。社長になってからは時間がないので退学するつもりなのですが、退学届けを出す時間すらないのです」と範経。「ひょっとして私と同い年かしら」とケイト。「どうでしょう。私は十六歳で高校二年生ですが」と範経。「同い年だわ。もっと年下に見えていたけど」とケイト。「実は私、日本への留学を考えていて、今回の旅行は留学の下見を兼ねているのです。美登里さんと範経さんの通っている高校を案内してもらえないでしょうか」「それはいい考えよ。私たちが案内してあげるわ」と美登里。「今言ったようにぼくは高校を辞めるつもりで……」と範経。「何いってるのよ」と美登里。「ぼくはもう退学届の書類を書いたし……」と範経。「保護者のハンコを押したの?」と美登里。「いや。まだだけど、お母さんに……」と範経。「あなたの保護者は私よ。知らなかったの?」と美登里。「え?」と範経。「お母さんが忙しいから、あなたのことは私に任されているの。勝手はさせないわ」と美登里。「そんな無茶な」と範経。「ちゃんと高校に通いなさい」と美登里。「忙しいよ」と範経。「だめよ、落ち着いたら、毎日私が連れて行くから」と美登里。「ケイト、私たちが案内するわ」「ぜひお願いします」とケイト。「私も連れてって欲しいわ」とメアリー。「もちろんよ。来週、高校の文化祭があるの。一緒にいきましょう」と美登里。「うれしいわ!」とケイトとメアリー。「よかったらうちに泊まっていってもいいわよ」と美登里。「本当に?」とケイトとメアリー。「美登里姉さん、名家のご令嬢に泊まっていただけるような家じゃないよ」と範経。「構わないわ。だって日本でホームステイしたいと思っていたから」とケイト「お父さん、お母さん、いいでしょ?」「もちろんだ。範経さん、いいのですか?」とジョン。

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